唐人町駅は、福岡市中央区黒門に所在する福岡市地下鉄空港線の駅です。福岡ヤフオクドームへの最寄り駅です。駅のシンボルマークは福岡市出身のグラフィックデザイナー、西島伊三雄がデザインし、モチーフは壺です。この壺は「唐」を唐草模様にアレンジしたマークが描かれ、大陸文化の街をイメージ化したものです。1981年7月26日に開業しました。黒門西交差点と唐人町西交差点の間の明治通り直下に位置します。地下2階にホーム、地下1階にコンコースが設けられています。7箇所の出入り口があります。駅構内には、ヤフオクドームへの案内を示す福岡ソフトバンクホークスの球団広告が多数あります。また、試合当日は、試合終了後は非常に混雑するため、ドームへ向かう前に帰宅時の乗車券を買うよう促すアナウンスが試合日は常に流れています。地名の由来については不詳ですが、『筑前国続風土記』には「其始高麗人住せり」とあり、『筑前国続風土記拾遺』には「往古は唐船が泊まりしゆえ、如此名あるよし」と記されております。文献上に初めて登場するのは、1627年に成立した『筑前筑後肥前肥後探索書』で、江戸時代には唐津街道に沿って町家が立ち並び、これが後の唐人町商店街に発展したとされております。大戦後は、唐人町商店街が、福岡市内の商店街でも早くからアーケードを設置して賑わい、また住宅地化が進行ました。1990年代後半から住宅街の再開発が進み、高層マンションの新築が相次いでおります。